しばらく前から、一家のスケジュールはオンライン上で共有するようになりました。人別、グループ別、仕事別で色分けし、家族のスケジュールを確認しつつ新しい予定を追加するようにしています。ぼーっと予定表を開いて見ていると、目の前で新しい予定が追加される現象を目撃できたりしてなかなか面白いです。携帯からも予定を加えることができるのは本当に便利。備忘録代わりに使ったりもしています。
とはいえ、執筆の予定を組むのはそれなりに難しい作業です。まず週刊や月刊誌的な定期業務が入り、次に半日拘束されるようなMTGや講演会の仕事の予定が入ります。月刊誌の記事の執筆など、数日作業で結構かかりきりになってしまうものの場合は、ダブルブッキングしないように、でも「予定無ければ収入も無い~♪」とならないように、できるだけ確実そうな日程をはめ込んでいかなくてはなりません。あとは単行本の書下ろしとか、翻訳などのロングタームの仕事をいくつか抱えておいて、隙間ができたら粛々と進めるのみ。
考え続けていると非常に疲れるため、頭のリラックスタイムをとることも大切です。ドライブや自然の中の散策はいい気分転換になるので、子供が学校に通うまでは、「ちょっと富士山」とか「ちょっと大島」などと1泊2日程度の遠出もよくしていました。身体を動かさないと十数時間ただ座っているだけの生活になってしまうので、最近は意識的に自転車に乗って出かけたり散歩したりもしています。水泳も夏の気分転換にはいいですよね。身体をがしがし動かすと頭の中が空っぽになって脳が開放されるし、あがった後も身体がさっぱりして気持ちいいし。
講演会の前などは、資料を読んだり、考えを整理するための少しまとまった時間も必要になります。締め切りへのラストスパートのときと、講演会やメディアに出演する日の前日などは、家族も気を使ってできるだけ邪魔しないようにそおっと暮らします。わたしにいたっては、締め切りの時間帯になると、頭からめらめらと湯気を出し、目つきが悪くなる(▼▼#)ので、家人は誰も声をかけてきません。
連れ合いは朝方なので、脳が疲労してくるとたったか寝てしまいます。早朝から活動を開始しコーヒーと気合を入れて仕事すると、午前中でだいぶはかどるためだそうです。そういえば、クリエイターとして成功する人は、案外、普段の生活でせっかちだったり、物事を端からぱたぱたとクールにこなしていくタイプの人が多いかもしれないですね。
起きてから寝るまでのパターンも大体決まっていて、そのリズム感でもって執筆作業をドライブさせていくようにも見受けられます。一貫した文章のトーンで長編を書いていくくには、意識を同じ状態に保っていく必要があるわけなのですが、実際に書き続けてみると、気分は日々変化し、これをコントロールするのは実に難しいことが分かります。本当にゆっくりではありますが、内面もそれなりに成長もしていますしね。
書き終わった文章を読み返すのが、意識を戻すための一番簡単な方法なのですが、読み返すとつい手を入れたくなり、なかなか先に進まなくなってしまう。なので、執筆生活がパターン化されていると、この同じ意識状態への立ち返りが、比較的にコントロールしやすくなるのではないかなあと思うわけです。
Monday, June 18, 2007
Friday, June 15, 2007
3-2 WEBツールとアプリケーション
わたしがライター稼業を始めたころは、ノートタイプのワープロがすでに出回っていましたが、連れ合いは団塊の世代のため、ペンでもって腕がしびれるほど書きまくった世代です。締め切り当日の深夜に原稿をがしがし書いているそのそばから、印刷所の担当者が、書き終わった部分の原稿をカッターでぴりぴりぴりと数行ずつ切り取って持って行ったんだとか。推敲無し、筋道を忘れても振り返れない。今歩いている道をそのまま突き進むしかないわけで。彼のメッセージの一途さはこんなところに端を発しているのではなどと思ってしまったりもします。
その点、段落やセンテンスをさくっと入れ替えられるテキストエディタは、わたしのような意志の弱いライターにはうってつけのツールです。今使用しているエディタは、シェアウエアですが安価で、動作がこれ以上無いくらい軽く、シングルクリックで1行分の文章を選択、ダブルクリックで個々の単語を選択することができます。文字数もカウントしてくれるし、行数も表示してくれる。言葉も一斉置換でき、各ページはタブ形式で表示、並べて表示もできる。このくらいの機能があればライティングには申し分ありません。
最近ではテキストで簡単に更新できるWEBページが多いですが、やっぱりいまどきの物書きらしく、WEB編集用のエディタもひとつあると便利ですよね。エラーチェックを表示してくれたり、タグを選択できるツールがついているのはありがたいですし、階層形式で表示すると、ページ構成も見やすく、メンテナンスがとても効率的にできます。なにより頭の中を整理して見せてくれるような爽快感が気持ちいいー。加えて、アプリケーションで持っているべきなのは、画像編集ソフトです。自分でセレクトした写真や画像を加工し、掲載用にデザイナーに送ったり、そのままアップロードするのはもはや物書きの日常業務と言えるでしょう。
ニュースなど、たくさんのデータを整理しながらライティングを行う際に役に立つのが、ノートブックなどのWEBページ保存用のアプリケーション。わたしは脆弱性が比較的少ないオープンブラウザを使用しているのですが、この拡張機能にはだいぶお世話になってます。今は単に全部または一部を保存するノートブックでなく、新聞記事や書籍データなど、WEBページの情報タイプ別に必要な事柄を自動的に保存してくれるものなど、優れた拡張機能もあります。オンラインで利用でき、そのまま保存しておけるサービスも多いので、外出のたびに持ち歩く必要もないのがありがたいです。
ニュースもブログも動画もステイタスも、今やありとあらゆるものがRSS Readerで読み込めるようになってきています。ソーシャルブックマークも思いがけない発見がありますが、やはりオリジナリティが問われる物書きとしては、自分なりのリソースを確保し、刻一刻とフィード内容をチェックしている日々であります。わたしはWEBページとローカルデータが自動的に同期するシェアウエアを愛用中。連れ合いはバージョンアップされて機能が向上してからはGoogle Readerに一本化しました。携帯もいずれ対応するでしょうし、このツールはさらに進化しそうな気がします。
最新ツールのキャッチアップ、これもいまどきの物書きの必須事項ですよね。
その点、段落やセンテンスをさくっと入れ替えられるテキストエディタは、わたしのような意志の弱いライターにはうってつけのツールです。今使用しているエディタは、シェアウエアですが安価で、動作がこれ以上無いくらい軽く、シングルクリックで1行分の文章を選択、ダブルクリックで個々の単語を選択することができます。文字数もカウントしてくれるし、行数も表示してくれる。言葉も一斉置換でき、各ページはタブ形式で表示、並べて表示もできる。このくらいの機能があればライティングには申し分ありません。
最近ではテキストで簡単に更新できるWEBページが多いですが、やっぱりいまどきの物書きらしく、WEB編集用のエディタもひとつあると便利ですよね。エラーチェックを表示してくれたり、タグを選択できるツールがついているのはありがたいですし、階層形式で表示すると、ページ構成も見やすく、メンテナンスがとても効率的にできます。なにより頭の中を整理して見せてくれるような爽快感が気持ちいいー。加えて、アプリケーションで持っているべきなのは、画像編集ソフトです。自分でセレクトした写真や画像を加工し、掲載用にデザイナーに送ったり、そのままアップロードするのはもはや物書きの日常業務と言えるでしょう。
ニュースなど、たくさんのデータを整理しながらライティングを行う際に役に立つのが、ノートブックなどのWEBページ保存用のアプリケーション。わたしは脆弱性が比較的少ないオープンブラウザを使用しているのですが、この拡張機能にはだいぶお世話になってます。今は単に全部または一部を保存するノートブックでなく、新聞記事や書籍データなど、WEBページの情報タイプ別に必要な事柄を自動的に保存してくれるものなど、優れた拡張機能もあります。オンラインで利用でき、そのまま保存しておけるサービスも多いので、外出のたびに持ち歩く必要もないのがありがたいです。
ニュースもブログも動画もステイタスも、今やありとあらゆるものがRSS Readerで読み込めるようになってきています。ソーシャルブックマークも思いがけない発見がありますが、やはりオリジナリティが問われる物書きとしては、自分なりのリソースを確保し、刻一刻とフィード内容をチェックしている日々であります。わたしはWEBページとローカルデータが自動的に同期するシェアウエアを愛用中。連れ合いはバージョンアップされて機能が向上してからはGoogle Readerに一本化しました。携帯もいずれ対応するでしょうし、このツールはさらに進化しそうな気がします。
最新ツールのキャッチアップ、これもいまどきの物書きの必須事項ですよね。
Monday, June 04, 2007
3-1 情報収集
物書きの家といえば本。我が家の場合は洋書と和書がほぼ同じくらいの割合で本棚に収まっています。読まなくなった本は、ダンボール2箱分くらいたまると古本屋に持って行き、引っ越すたびに大量に捨てたり預けたり売ったりを繰り返してきました。最近の我が家の物書きさんは朝から夜までPC浸り。なので、以前よりはだいぶ厳選された本が本棚に収まるようになって来ていますが、彼のお母さんは高校生くらいから2Fの彼の部屋の床が抜けやしないか、気が気ではなかったそうです。さもありなん。
ネットをしていないときでも、物書きは何かに必ずチューンインしています。朝はベッドから起き上がる前にテレビをつけてニュース番組にチャンネルを合わせる。日中はフィードやWEBページを消化つつ、メールが着信すると開いて読み、処理する。分厚いゲラを読みながら電話をかけ、傍らのテレビからはCNNが流れている。移動中は本を読む。車のラジオからはFENのニュースが英語をまくし立てる。MLやメールでも皆がニュースを流してくれる。最後の手段、ワンセグもばっちり持ってます。
というように、とにかく言葉の洪水が生活全般を覆っています。日曜日の朝くらいはと思うけれど、目が覚めると討論番組を流している。情報収集というより、情報中毒といったほうがよいかも。時代はもはや活字中毒から情報中毒へ・・ですものね。だからちょっとでもネットワークがダウンしたりすると、騒ぎが持ち上がるわけです。最近、ネットワーク管理者に昇格した我が家のティーンエイジャーくんは、矢のような「まだ繋がらないの?」という皆からの催促に応えるべく、「電源抜いて入れる」などという原始的な手段も使いつつ、なんとかネットワークを維持しています。がんばれ、若者よ。
ではありったけの情報をかき集めて、物書きは何をすくい取っているのか。そのフィルターこそがもちろん重要なわけですが、この部分への「才能」の果たす役割はすごく大きいわけで。誰かをうっとりさせるための文章を書くこと自体はそんなに難しいことじゃない。それよりも、世の中の溢れかえった情報の中から、メッセージを発信するための「知」をどれだけフィルタリングし、後ろ側に抱え続けることができるか。そこが物書きとしてのレベルを問われる部分じゃないかと思うわけです。
ネットをしていないときでも、物書きは何かに必ずチューンインしています。朝はベッドから起き上がる前にテレビをつけてニュース番組にチャンネルを合わせる。日中はフィードやWEBページを消化つつ、メールが着信すると開いて読み、処理する。分厚いゲラを読みながら電話をかけ、傍らのテレビからはCNNが流れている。移動中は本を読む。車のラジオからはFENのニュースが英語をまくし立てる。MLやメールでも皆がニュースを流してくれる。最後の手段、ワンセグもばっちり持ってます。
というように、とにかく言葉の洪水が生活全般を覆っています。日曜日の朝くらいはと思うけれど、目が覚めると討論番組を流している。情報収集というより、情報中毒といったほうがよいかも。時代はもはや活字中毒から情報中毒へ・・ですものね。だからちょっとでもネットワークがダウンしたりすると、騒ぎが持ち上がるわけです。最近、ネットワーク管理者に昇格した我が家のティーンエイジャーくんは、矢のような「まだ繋がらないの?」という皆からの催促に応えるべく、「電源抜いて入れる」などという原始的な手段も使いつつ、なんとかネットワークを維持しています。がんばれ、若者よ。
ではありったけの情報をかき集めて、物書きは何をすくい取っているのか。そのフィルターこそがもちろん重要なわけですが、この部分への「才能」の果たす役割はすごく大きいわけで。誰かをうっとりさせるための文章を書くこと自体はそんなに難しいことじゃない。それよりも、世の中の溢れかえった情報の中から、メッセージを発信するための「知」をどれだけフィルタリングし、後ろ側に抱え続けることができるか。そこが物書きとしてのレベルを問われる部分じゃないかと思うわけです。
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