Monday, June 04, 2007

3-1 情報収集

物書きの家といえば本。我が家の場合は洋書と和書がほぼ同じくらいの割合で本棚に収まっています。読まなくなった本は、ダンボール2箱分くらいたまると古本屋に持って行き、引っ越すたびに大量に捨てたり預けたり売ったりを繰り返してきました。最近の我が家の物書きさんは朝から夜までPC浸り。なので、以前よりはだいぶ厳選された本が本棚に収まるようになって来ていますが、彼のお母さんは高校生くらいから2Fの彼の部屋の床が抜けやしないか、気が気ではなかったそうです。さもありなん。

ネットをしていないときでも、物書きは何かに必ずチューンインしています。朝はベッドから起き上がる前にテレビをつけてニュース番組にチャンネルを合わせる。日中はフィードやWEBページを消化つつ、メールが着信すると開いて読み、処理する。分厚いゲラを読みながら電話をかけ、傍らのテレビからはCNNが流れている。移動中は本を読む。車のラジオからはFENのニュースが英語をまくし立てる。MLやメールでも皆がニュースを流してくれる。最後の手段、ワンセグもばっちり持ってます。

というように、とにかく言葉の洪水が生活全般を覆っています。日曜日の朝くらいはと思うけれど、目が覚めると討論番組を流している。情報収集というより、情報中毒といったほうがよいかも。時代はもはや活字中毒から情報中毒へ・・ですものね。だからちょっとでもネットワークがダウンしたりすると、騒ぎが持ち上がるわけです。最近、ネットワーク管理者に昇格した我が家のティーンエイジャーくんは、矢のような「まだ繋がらないの?」という皆からの催促に応えるべく、「電源抜いて入れる」などという原始的な手段も使いつつ、なんとかネットワークを維持しています。がんばれ、若者よ。

ではありったけの情報をかき集めて、物書きは何をすくい取っているのか。そのフィルターこそがもちろん重要なわけですが、この部分への「才能」の果たす役割はすごく大きいわけで。誰かをうっとりさせるための文章を書くこと自体はそんなに難しいことじゃない。それよりも、世の中の溢れかえった情報の中から、メッセージを発信するための「知」をどれだけフィルタリングし、後ろ側に抱え続けることができるか。そこが物書きとしてのレベルを問われる部分じゃないかと思うわけです。

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