わたしがライター稼業を始めたころは、ノートタイプのワープロがすでに出回っていましたが、連れ合いは団塊の世代のため、ペンでもって腕がしびれるほど書きまくった世代です。締め切り当日の深夜に原稿をがしがし書いているそのそばから、印刷所の担当者が、書き終わった部分の原稿をカッターでぴりぴりぴりと数行ずつ切り取って持って行ったんだとか。推敲無し、筋道を忘れても振り返れない。今歩いている道をそのまま突き進むしかないわけで。彼のメッセージの一途さはこんなところに端を発しているのではなどと思ってしまったりもします。
その点、段落やセンテンスをさくっと入れ替えられるテキストエディタは、わたしのような意志の弱いライターにはうってつけのツールです。今使用しているエディタは、シェアウエアですが安価で、動作がこれ以上無いくらい軽く、シングルクリックで1行分の文章を選択、ダブルクリックで個々の単語を選択することができます。文字数もカウントしてくれるし、行数も表示してくれる。言葉も一斉置換でき、各ページはタブ形式で表示、並べて表示もできる。このくらいの機能があればライティングには申し分ありません。
最近ではテキストで簡単に更新できるWEBページが多いですが、やっぱりいまどきの物書きらしく、WEB編集用のエディタもひとつあると便利ですよね。エラーチェックを表示してくれたり、タグを選択できるツールがついているのはありがたいですし、階層形式で表示すると、ページ構成も見やすく、メンテナンスがとても効率的にできます。なにより頭の中を整理して見せてくれるような爽快感が気持ちいいー。加えて、アプリケーションで持っているべきなのは、画像編集ソフトです。自分でセレクトした写真や画像を加工し、掲載用にデザイナーに送ったり、そのままアップロードするのはもはや物書きの日常業務と言えるでしょう。
ニュースなど、たくさんのデータを整理しながらライティングを行う際に役に立つのが、ノートブックなどのWEBページ保存用のアプリケーション。わたしは脆弱性が比較的少ないオープンブラウザを使用しているのですが、この拡張機能にはだいぶお世話になってます。今は単に全部または一部を保存するノートブックでなく、新聞記事や書籍データなど、WEBページの情報タイプ別に必要な事柄を自動的に保存してくれるものなど、優れた拡張機能もあります。オンラインで利用でき、そのまま保存しておけるサービスも多いので、外出のたびに持ち歩く必要もないのがありがたいです。
ニュースもブログも動画もステイタスも、今やありとあらゆるものがRSS Readerで読み込めるようになってきています。ソーシャルブックマークも思いがけない発見がありますが、やはりオリジナリティが問われる物書きとしては、自分なりのリソースを確保し、刻一刻とフィード内容をチェックしている日々であります。わたしはWEBページとローカルデータが自動的に同期するシェアウエアを愛用中。連れ合いはバージョンアップされて機能が向上してからはGoogle Readerに一本化しました。携帯もいずれ対応するでしょうし、このツールはさらに進化しそうな気がします。
最新ツールのキャッチアップ、これもいまどきの物書きの必須事項ですよね。
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