連れ合いはもともと雑誌の編集長などをやっていましたが、現在は主に、単行本の執筆や翻訳、メルマガやWEBページの編集、講演会などを行なっています。講演会の運営スタッフや編集者との打ち合わせで月に3~4日は都心などに出かけていきますが、基本的には我が家の2階でぱたぱたとキーボードをたたくのが仕事です。
物書きというと、夜更かし朝寝坊というイメージですけれど、彼は早起きタイプなので、朝はさくっと起きてコーヒーを入れ、残りの家族をはっしはっしと起こしてくれます。騒々しく子供を送り出して家事を片付けると、彼はコーヒー片手に仕事場に向かい、わたしも入れてもらったコーヒー片手にPCの前に直行。それぞれの長くて幸せな日中の始まりはじまりです。
クリエイティブな作業の場合、まとまった時間のかたまりが無いと、仕事が全然はかどりません。いったん思考が途切れると、もう一度元の状態まで戻すのに時間がかかってしまうからです。場合によっては、二度と戻れないことだってあります。考えるだに恐ろしいですね。なので、子供が小さなうちは、思考がぶつぶつ途切れてしまうことが悩みの種でした。
赤ちゃんのときは1時間くらい、幼稚園のときはだいたい3時間くらい。小学生になると5,6時間くらいと、かたまり時間がだいぶ長くなり、中学生の今では日によって半日以上の仕事時間が確保できるようにまでなりました。
子供が複数だったり年が離れていたりすると多少時間確保までの期間が伸びますが、でもこの「大変」には必ず「終わり」がある。そういう意味では、子供って本当に着実に育ってくれるのでありがたいですよね。もっとも、あんまり帰宅が遅いのもそれはそれで問題なのですけど。
家で仕事をしていると、否が応でも家に関するいっさいがっさいに関わらざるを得なくなりますが、締め切り真っ最中には、パートナーの問いかけへの返事すらまともにできないことがよくあります。
そんなときに一番聞きたくない言葉のナンバーワンが「ごはん、どうしようか?」です。もちろん「そんなこと、自分でお考えなさい」という雰囲気がそこいらじゅうに漂いますから、おなかが減って我慢が出来なくなった人が、昼食の出前を頼んだりコンビニに走るなどして食べ物を調達してくるしかありません。
でも余裕があるときは、ふたりで誘い合って近くの街までぶらぶらランチに出かけます。ついでに買い物をしたり、喫茶店で本を片手にコーヒーを飲んだりして、いっとき自由人であることを楽しみ、平和な風景をかみ締めつつ帰宅します。ときどき華やかな場所に出かけていくことはありますが、基本的にはこんな感じの地味な生活を送っています。
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