Monday, August 14, 2006

1-4 物書きの収入

そんなわけで、適度に緩い生活を送ってはいますが、いちおう子育てもしていることですし、家のローンも払わなくちゃならないので、収入のこともちゃんと考えなくちゃいけません。

物書きの収入は、月刊誌への連載や編集、単行本の印税などの定期的なものと、雑誌記事の執筆や講演会などの単発のものに分かれます。ベストセラー作家でない限りは、物書きの単価はあまり高くありません。それでも単行本であれば少しはまとまった金額になりますが、出版社もリスクを考えるので、初版はそこそこの部数で様子を見るところが多いようです。

ちなみに印税というのは、執筆者の場合で10パーセント、翻訳の場合は7パーセント程度。1000円の本が1冊売れると100円の収入になる計算です。100冊で1万円、千冊で10万円ですね。

じゃあ初版でできるだけたくさん刷ってくれるところのほうがいいんじゃないのという気もしますが、長い目で見ると、やや少なめの刷り部数でも本を大事に出し続けてくれる出版社のほうが、書き手にとってはありがたいです。わっと刷って売れ残った本を断裁するというのはなんとも物哀しいことですし。

講演会はおもにカルチャーセンターなどの一般向けの教室と、図書館や美術館や書店でのイベント、NPOや学校などの慈善・教育団体からの依頼の3つのタイプに分かれます。講演料は主催者によっても語り手によってもかなり違うので一概に言えないのですが、拘束時間を考えると、比較的条件の良い仕事かもしれないですね。さらにさまざまな分野での知り合いも増えるし、いろいろな意味で付加価値が高いです。

そういえば、連れ合いが講演の謝礼代わりに、手作りの食べ物や有機野菜とかを持ち帰ってきたことがありました。自然保護などの心ある活動をしている方々が主催者で、もちろん家族で「おいしいねー」とありがたくいただきました。勤めているとなかなかできませんが、仕事を通じて社会貢献ができるのはフリーのクリエイターの特権ですもんね。

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